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岩手大沢漁協
岩手山田町大沢で牡蠣漁師をされているトッコさんから、
『お陰様で、陸地の方の瓦礫は、だいぶ片付いてきました。
 ただ気温も高くなってきて粉塵がまいマスクは必須です。
 私達は海の瓦礫撤去作業中ですが、クレーン船が少なくまだまだ復旧にはかなりの時間がかかりそうですが、
 焦らず頑張っていきたいと思います。
 先日は、ふっと気が抜けたせいか腰病みになってしまいまたが、お灸でなんとか復活しました。
 情緒不安定にならないように、みんなで息抜きしながら前進します。
 美味しい海産物を気長に待っていて下さいな』というメールを頂き、トッコさんご夫婦の元気な
顔を見たい!と思い、大沢に行ってきました。

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3月に大沢の牡蠣小屋にお邪魔してから、
トッコさんの美味しい牡蠣とホヤ、そして佐々木さんから頂いたマツモとウニの味と
お人柄に惹かれて山田湾そして大沢の海産物の大ファンになりました。

トッコさんから、5月の連休頃が牡蠣もホヤももっと美味しくなるよと御聞きしていたので、
5月に食べに行く事を楽しみに楽しみにしていました。
そう、大沢エリアは豊かな海、漁場に恵まれ、牡蠣、ホタテ、アワビ、ウニ、ホヤ、
様々な魚の宝庫でした。
しかし、3月11日の震災。
山田町は津波によって甚大な被害を受けてしまいました。
牡蠣小屋も養殖場も被災。
大沢の風景1
岩手大沢津波2
岩手大沢牡蠣小屋3
岩手大沢津波
あれから3ヶ月。
山田町に入って目にした光景に言葉が見つかりません。
津波というものの恐ろしさでしょうか、少し高さが違ったり場所が違うだけで
何事もなかったように建っている家、跡形もなくなっている家・・。
ただの金属の塊に見えるくらいぐちゃぐちゃになった車。
信号もまだ完全ではありません。
山田駅は焼失・・。
山田町の復旧・復興までにはまだまだ時間がかかりそうです。
でも、ガソリンスタンドもお店も少しすが開店してきています。
大沢の漁業者の方達も復興に向かって歩き始めたそうです。
トッコさん達も震災から海の中の瓦礫撤去、牡蠣の種カキ回収作業を開始し、
漁場快復のために頑張っています。

町の募集している瓦礫の撤去作業のボランティアもあります。
しかし、私の出来る事は料理。
一緒に食べて、飲んで、いろいろな話を聞けたらいいなぁ~と思い、
バーベキューを企画!
トッコさんがお友達にお声をかけてくださり、大沢のあのカキ小屋の前に
漁師さんたちと奥様方が集まってくださいました。
皆さん、あの日、様々な場所で震災を経験され、被災されました。
牡蠣養殖場を前にバーベキューをしながら、皆さんといろいろなお話ができました。
牡蠣のこと、ホヤ、そしてウニ、山田湾で釣れる魚のこと・・そしてあの日のこと。
トッコさんはすべて撤去しなければならなくり、販売もできなくなった
津波にも負けなかったホタテ、牡蠣、ホヤ、ウニを御馳走してくださいました。
岩手大沢ほや
岩手大沢牡蠣3
大沢のほたて
震災のため、引き上げる時期が遅くなったことで大きく、美味しく育ったカキ、ホタテ、そしてホヤにウニ。
どれも素晴らしい味でした。せっかく生き残ったのに販売出来ないのは本当に残念です。
山田湾のホヤ、ホタテ、牡蠣の美味しさは絶品!!です。

トッコさん、来年、また食べられるかなぁと御聞きすると、来年は無理かもしれないけれど、
頑張って復興しますよと。
復興カキオーナー』制度も始まっています。

4月28日に開催した魚食倶楽部でご協力いただいた支援金も送り先も皆さんに御相談して寄付先を
決めました。

今はどんなものが必要?何が食べたい?
ざっくばらんにいろいろなこと、お聞きすることができました。
また漁師の皆さんから三陸の魚のこと、海産物のこと、一杯教えてもらいました。
いろいろなお話を沢山できて、本当に嬉しかったです。

トッコさん、ご一緒してくださった皆さん、ありがとうございました。
またお邪魔します。
お疲れがでませんように。頑張りすぎないように。
美味しい牡蠣、ホヤの復活、首を長くしてまっています!!





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岩手産雁喰豆

2011/03/22 Tue 00:00

雁喰豆パスタ

築地市場は魚だけしか扱ってないって思っている方、結構多いのでは?
築地には野菜を専門に扱っている『やっちゃば』があります。
日本各地、そして世界の珍しい野菜や最近では江戸野菜も販売されています。

場外のお店も充実していて野菜、調味料、包装資材など様々な食の専門店が軒を連ねています。
市場の帰りに最近、必ずおじゃましちゃうお店が喫茶「ぎんぱ」さん。
土曜日は、ここで時々お目にかかっていた豆の専門店の
三栄商会さんに
お邪魔して、岩手産の雁喰豆を購入しました。
三栄商会
三栄さんは豆やお米などどれも産地にこだわった品揃えで、
量り売りしてもらえるのが嬉しいお店です。
お米もお父様が旅先で頂いてあまりにも美味しくて取引を始めたとか。
なかなか手に入りにくい豆もあって楽しいです!

さて、黒豆というと京都の丹波の黒豆が有名ですが、
実は江戸好みは雁喰豆だったようです。
雁喰い豆
雁喰豆は黒豆の一種で品種名=南部黒平。
豆自体とても甘みがあり、形状は平らで豆の表面にシワがあるのが特徴です。
ちょっとコーヒー豆にも似てますよね。
名前の由来は、表面のシワが鳥の雁(がん)の爪あととも啄ばんだ跡とも見えるからだとか。
昔から長野県佐久市望月地域の一部でも自家用生産されているようです。

年越しや正月などの祝い事に食べられたり、
「座禅豆」という名で縁起物として高級料亭で使われることもあるようです。

さて、雁喰豆、少し固めに茹でて食感を楽しむのが良いと三栄さんに教えていただきました。
日本式だと甘く煮ると良いのかもしれませんが、
ローズマリー、イタリアンパセリ、ローリエ、にんにくを入れて茹でました。

黒豆の茹で汁はダイエットに効果があるとかないとか(笑)
お砂糖を入れなくてもなかなか美味しいしです。

茹で上がった雁喰豆、エシャロット、それに先日作っておいた塩『スマ(ヒラソウダ)』、
エリンギをオリーブオイルで炒めて、最後にクリームチーズ、塩、胡椒で味を調えて、
ペンネと合わせて、雁喰豆と塩スマ入りペンネを作りました!。

見た目は地味ですが、栄養のバランスも良く優しい豆の味に癒されます。
そうそう、雁喰豆のお味ですが、食感は普通の黒豆よりもややもっちり系。
甘みも強いのですが、丹波の黒豆とはまた方向性が違う甘さですね。
スープにも、ピュレにもしても美味しいかも。
またいろいろ作ってみようと思います。

次回は、ちゃんと錆びた釘を入れて、色が綺麗に漆黒に上がるようにしなくちゃ。


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サメガレイむしもの1
岩手の道の駅『やまだ』で購入した3切れ300円のサメガレイ
これ、なかなか優れものでした。
帰ってきてからすぐにオリーブオイルでポワレしたのも美味しかったですが、
干物も蒸すとこれもまた美味しい!。
サメガレイのむしもの3

本当はパクチーを使ってエスニックに仕上げようと思いましたが、
まずはシンプルに長ネギの千切りをサメガレイの身の上下に使い、
日本酒を少し多めにかけて、蒸し器で5分蒸すだけです。
仕上げにごま油をかけて、パクチー代わりにイタリアンパセリを添えて完成!

間違いなく、美味しくできます。
すぐれものです、サメガレイの干物!!
ただ、少しだけサメ肌の皮のごりごりが舌にあたるのが気になるかなぁ・・。
皮と身の間がとても美味しいので、皮のごりごり、これが最大の難点かも。
でも、見た目と違って美味しい!魚です。
見つけたら迷わずお買い求めくださいね~。
生ならお刺身が最高です。
また食べたいなぁ~、サメガレイ。
今週築地にいないかなぁ・・。

今日食べた魚貝類・海藻

サメガレイ
フノリ
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やまだわん
3/9の午後に起きた宮城県沖の地震、
宮城県や岩手県で震度5、震度4を観測され、
三陸海岸では牡蠣棚など漁業関係者に大きな被害が出ているようです。

週末に行ってきたばかりなので、大変驚いています。
山田湾の方々も大丈夫だったでしょうか。
明神丸さんの牡蠣棚、壊れていないと良いのですが・・・。
被害が少ないことを心から祈るばかりです。

メロウウド
今回、三陸の海産物をいろいろと頂くことができましが、
普段築地で見る機会のない魚や海藻類、
初めてみる魚や干物がとても多く、どれも魅力的でした。

ただ、今回すごく後悔しているのが『メロウド(女郎人)』という魚の干物を
買わなかった事。パックには『メロード』って記載されていたことで、
もしかして外来魚?って思い込んでしまって買わずに帰ってきてしまいました。
ところが、帰り道によったミニ産直柿の里「だんごハウス くりのきや」のオーナー栗林茂子さんにメロードの話をしたところ、「春告魚」で、標準和名『いかなご』の事。
そして、このメロウドの汁は絶品で、兄妹で取り合って食べくらいだったと教えてもらいました。

メロウドという呼び名は石巻など県中部の呼び名で、成長するに従って名前のかわる出世魚なのだそうです。
稚魚はチリメン、幼魚はシラス、コウナゴと呼ばれていて、この魚、普通の出世魚と違って、
大きくなるほどお値段が下がるらしいのです(逆出世魚?)。
なんたって関西では『くぎ煮』の魚ですから、超高級です。

以前は大きくなると黒メバルなどを釣る時に餌に使われる事が多かったようですが、岩手でも地域によっては
美味しい魚として人気があるようです。
今回訪問した道の駅やまだでも鮮魚はありませんでしたが干物は沢山陳列されていました。
こういう地魚は出来るだけ見つけたら買うぞ~って思っていたのに、今回は名前に
惑わされてしまいました。あ~あ、大失敗。
まだまだ勉強が足りませんね。
メロウド、食べてみたいなぁ~~。
誰かメロウドを売っているところ教えて!!
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岩手かき
「ごくごく普通のまがき」1個100円
岩手牡蠣
「4年ものの岩がき」1個200円
岩手県の山田町水産センターは2009年から毎年牡蠣のシーズンの間、カキ小屋をオープンしています。
山田町は殻付き牡蠣生産量日本一だそうです。
かきごや
完全予約制で45分間、食べ放題。
山田湾
今回は予約が出来なかったので、オープン前に雰囲気だけでもみてみようと訪ねてみました。
カキ小屋は開いていませんでしたが、明神丸さんという牡蠣の販売所があり、牡蠣、ホタテ、ホヤなどを
販売していました。
明神丸の中村さんというとっても素敵な青年がトラックで牡蠣を運んできたところに出逢いました、
中村さんのトラックには普通のまがき、岩牡蠣4年産、8年産、ほやが積んでありました。
牡蠣トラック岩手牡蠣3
どれも立派な牡蠣ですね~と話したら、
昨年起きたチリ中部地震の影響でおきた津波で、三陸の牡蠣棚は大変なダメージを受けたそうで、
少しこぶりなのだとか・・。
ただ、牡蠣は冬のイメージだけれど、三陸の牡蠣は4、5月頃が美味しくなる!のだそうです。
是非とも、その時期に食べに来たいなぁ~。
今回開けていただいたのは普通のまがきと岩牡蠣4年ものを頂きましたが、本当に美味しい!
何も味をつけなくても濃厚な風味。まさに海のバターって表現がぴったりです。
こんなに美味しい牡蠣を頂いたのは久しぶりです。1個で充分満足度の高い味でした。
今でもこんなに美味しいなら、一番美味しい時期に食べたらどんななんだろう~。

ここ山田湾のもうひとつの美味しい海の恵は、海の果物パイナップルと言われる『ホヤ』。
>>続きを読む・・・
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