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宮城県産ムール
『宮城県産ムール・ムラサキイガイ(たぶん)』

セトのムール貝の事から、お魚仲間のあらいさんから
ためになる情報を頂いたので、アップしま~す。
私もちょっと調べてみたことも書き加えてみます。
というか、かなりハマってしまいました。

あらいさんからの情報1
ムール貝考察~
ムール貝のこと、ちょっと調べてみました。
へ~そうなんだ…ということがいろいろありました。

日本でムール貝と言っているのは「ムラサキイガイ(Mytilus galloprovincialis)」
(イガイ目イガイ科)にで、
これが外来種であることは有名ですが、
(地中海が原産だったのですね・・)
ヨーロッパでは、
大西洋または北側に生息するのがヨーロッパイガイ(M. edulis)で、
地中海側にいるのがムラサキイガイなのだそうです。

そうすると、南フランスのセトのムール貝はムラサキイガイで、
モンサンミッシェルのはヨーロッパイガイということになります。
もっとも、イギリスからフランスあたりの海岸辺りは、
ムラサキキガイとヨーロッパイガイの交配種もいるとの記載もあったので、
混じったものかもしれません。

ベルギーでは、ワイン蒸しが有名で、
私もベルギーで食べたことがありますが、
これはヨーロッパイガイということになりますね。
8月に行ったのですが、ムール貝の季節にはまだ早いので、いま店ででてくる大きいムール貝は冷凍ものだといわれました。
いまは小さいけど、9月以降になると良いと言われました。
また、モンサンミッシェルのムール貝は『採取期間7~2月』とありました(輸入業者記述)。

産卵期の記述に注目してみると、
ムラサキイガイは冬~春辺り、ヨーロッパイガイは初夏~夏、
と書いてあるのや、その反対の記載や、
季節が微妙にずれていたりして、なんだか???になってきますが、
『文献を良く調べると
「多くの個体で年間を通じ産卵可能のコンディションであることが分かっているが、…」
という条件が付いていたりするので、
ムラサキイガイ、でもヨーロッパイガイでも、年中産卵する可能性がある』
との記載もあります。

結局、産地ごとに産卵期が違う可能性があり、
それで旬の時期も変ってくるのかもしれません。

日本の在来種としては、
イガイ(Mytilus coruscus)、ヒバリガイ(Modiolus nipponicus)、
エゾヒバリガイ(Modiolus kurilensis)などがあるようです。
ヒバリガイは学名にnipponと入っていて、赤っぽい色合いのようですが、
なかなか見つからないようです。。
======================

-- あらい

あらいさん、私もちょっと調べてみました。
ちょっと長くなりますが・・。
分りやすい文献をみつけました。
日本財団図書館(電子師図書館)イガイ類に関する海洋御環境研究調査研究報告書
ちょっと抜粋してみました。

イガイの仲間たち
・イガイ
 固有種。約15cm。主に本州以南。潮間帯~水深20mまでの岩礁。
・エゾイガイ
 固有種。約10cm。主に北海道。潮間帯~水深50mまでの岩礁。
東京湾で見られるイガイ類
・コウロエンカワヒバリガイ
 移入種。約1~2cm。オーストラリア原産。東京湾以南の河口~内湾域。潮間帯~水深5mまでの岸壁。
・ミドリイガイ
 移入種。約3~5cm。暖海性。東南アジア原産。東京湾以南の潮間帯~水深10mまでの岸壁。
・ムラサキイガイ
 移入種。約3~6cm。地中海原産。主に本州以南。潮間帯~水深10mまでの岸壁。

に分かれるそうです。

ヨーロッパなどで食用とされているのは、
南部地中海に生息するムラサキイガイMytilus galloprovincialisと、
北西部大西洋岸に生息するヨーロッパイガイMytilus edulisである。
このうちM. edulisは日本には分布しておらず、
東京湾などの内湾域で最も優占しているのは、M. galloprovincialisである。
となると、今回の宮城産のムールはムラサキイガイ?でしょうか。

東京都内で「ムール貝」の商品名で販売されていても、
種を確認するとムラサキイガイやミドリイガイだったと書かれていました。
商品名「ムール貝」は複数種のイガイの通称名で、
様々なイガイ類が混在して流通していると考えられるのだそうです。

って書いていいてかなり混乱してきたかも・・。

イガイの取扱量は
取扱量上位2県
・宮城県(約170トン)
・愛知県(約140トン)
・岩手県(約22トン)
・三重県(約21トン)
宮城県、圧倒的ですね~。牡蠣と一緒に獲れるというのもあながち本当?
さらに宮城県産は、7月以降に増加、12~2月に最盛期を迎え、春季に減少傾向だそうで、
これも今回、宮城県産を多く見つけてのとぴったり。
ただし、水揚げ第2位が愛知県というのはかなり『意外』。
海外だと
デンマークがダントツの生産量で、次はイタリア。
養殖は中国、スペイン、イタリア、ニュージー、フランス

seteの町のトー湖のムールの養殖についてはMoules de Méditérranéeと表記されていました。

トー湖のムールはMoule méditerranéenne ムール・ミディテラネとか
moule de Bouzigues ムール・ド・ブジーグと呼ばれています。
もともとブジーグは牡蠣の養殖でとても有名です。

大きな地図で見る



ここで作られている種は確かに、
地中海に生息するムラサキイガイMytilus galloprovincialis
でした。

さて、フランスで一番美味しいと言われているムール貝にモンサンミッシェル湾産moules de bouchotムール・ド・ブッショがあります。
このムール、ただものでなく、2006年7月に海産物として初めてAOC(原産地統制呼称)の認定を受けています。

木製の養殖台を海の中に立てておくと、干満差で空気に程よく触れるし
水質が特殊なためオレンジがかった黄色い身のおいしいムール貝ができるそうです。

天然物よりも抵抗力があり保存性も高いととのこと。

大きな地図で見る

大きな地図で見る

モンサンミッシェル湾のムール貝は、身が滑らかで軟らかく、
とろけるような食感で甘みのあるクリーミーな味わいが特長。
殻は小さめですが、ふっくらとした厚みのある身で色は黄色からオレンジ色。

70のムール貝養殖業者が271万kmにおよぶ養殖場で、AOCの基準に則って、
年間1万から1万2000トンのムール貝を生産しているそうです。
フランスのムール事情が分る地図を見つけました。
『この地図とても勉強になるので御借りしました』
ムール
これによると 地域によって、すこし形もちがい、フランス全土の生産バランスはこんな感じです。
・ノルマンディ23%
・ブルターニュ34
・ペイ・ド・ロワール 5%
・ポワトゥ・シャラント 13%
・ミディテラネ 23%

ムール生息地
オレンジ色の部分 La moule commune ou européenne (M.edulis)
ブルーの部分La moule méditerranéenne (M.-galloprovincialis
混ざっている部分は交雑種も
あるようです。

モンサンミッシェルふくむノルマンディはフランス全体のムールの生産量5分の1に相当するそうです。

このエリアのムール貝は、海の上に木の杭(ブッショ)を立て、
捕食生物の攻撃を防ぐように杭の上で養殖する杭打ち式養殖法をつかっているそうです。
モンサンミッシェル湾周辺は、ムール貝の成長に好適で豊富な栄養条件を備えているそうです。

AOCの他に品質適合証明(CQC(Critères Qualité Certifiés:品質基準保証)
cqcもついているそうです。

2000年頃から、現地でヒゲや砂を取った上、海水とともに真空パックして新鮮な状態で輸出する技術が確立されたそうで、日本にも輸入されるようになり、人気でたようです。

フランスではオリーブ油またはバター・ニンニク・エシャロットで炒めて白ワインで煮る、
ムール・マリニエールが一般的な食べですが、これに生クリームを加えると、ノルマンド。
トマトを加えるとニソワーズに変身します。

私の大好きなムールを食べさせてくれるお店はLéon de Bruxelles!
気軽にたっぷりムール貝が食べられます~。

って書いていいたら、食べたくなってきました。
ここのポテトフライも美味しいです!

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フランス・魚介 | コメント(4) | トラックバック(0)
コメント
No title
おはようございます。

愛知県のここの業者さん、知り合いの知り合いで結構いいですよ。

この日記の頭のへんにリンクがあります。
      ↓
http://shousuke.blog116.fc2.com/blog-entry-396.html

Jasminさんに惚れられると、色々素性まで調べられてムール貝も大変だ。(笑
Re: No title
庄助さん、
おはようございます。
愛知県の業者さんのご紹介ありがとうございます!
ブログも拝見しました~。
美味しそう!
タイラ貝も。

> Jasminさんに惚れられると、色々素性まで調べられてムール貝も大変だ。(笑
@なんだか明け方までムールにハマってしまいました。
 困った性分です(笑)
 
ムール貝
Jasminさんも調べましたね~(笑)
とっても参考になりました。

ムール貝のヨーロッパ事情も良く分かった気がするし、
ヨーロッパイガイとムラサキイガイの関係など知って、
なんだか、ムール貝通になった気分ですね!

写真の宮城産ムール貝ですが、
殻の表面がツヤツヤしているように見えるのですが。。
さいたまで9月に食べたムール貝と違うように見えるのですが。。
今度、もっと注意して観察してみます。

ワイン蒸しの中に、生クリームやトマトを入れたりするんですね~
私は、ベルギーで食べたワイン蒸しがとても美味しかったのがきっかけで、
ムール貝への認識を新たにしました。
帰国して、さっそく再現を試みたりもしました。
それまでは、(極端に言えば)何でこんなもの食べるんだ!という気分でした。
それが今では、
ムール貝パーティーをやってみたいなぁ~と思うほどです。

ところで…
イガイ、食べ応えありますよ~~
それと、
例のお酒、了解です。
ムール貝も面白い
あらいさん
おはようございます
ムール貝、はまりました
これから築地なので、良く観察してきます!

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